まずは3Gの説明から

よく耳にしますが『全く何のことだか解らない』人もいれば、『知って入るが細かいことは知らない』人もいるのでは?
言い間違い・勘違いで赤っ恥る前に、知っておいて損は無い通信規格用語をご説明しましょう。

『3G』とは?
一言で言えば“第三世代のモバイル通信規格”です。その前には音声(通話)しか出来ない『1G』、そこからメールとネットに対応可能になった『2G』があった訳です。ここまでが時代的には2001年後半辺りまでの技術です。『3G』は前世代のクオリティと速さが格段にアップ。docomoのFOMA、auはcdmaOneから始まり、現在もスマホやiPhoneで使用されています。

『○G』の『G』は“Generation(ジェネレーション=世代)”のことです。


4GとLTEの違いって?

『4G』とは?
“第四世代のモバイル通信規格”つまり『3Gの次の規格』ってことですね。速さ的に言うと『3Gは1~14Mbps』だったのに対して『4Gは100Mbpsクラス』、まあ難しいこたぁ抜きにして、体感的には5〜6倍くらい速い印象を受けます。
LTEは本来、この3Gと4Gの間の3.9Gという位置付けですが、公式に4Gと名乗ってもよいとされているので通信事業会社によっては4Gと呼んだり、4G LTEとなっています。

なんだか中途半端なようですが、LTEはもともと『3Gを長期的な成長(Long Term Levorution)をさせていく規格』であり、現在ほぼ4G規格と言えるスペックなので許してあげてください。
ちなみに2016年以降に開始予定とされている『LTE-Advanced』は、LTEの10倍速くなると言われてます。

そして意外と知られていないのが、LTEは『音声通話』が出来ないってことです。
つまり格安SIMカードを使って『うえ〜い♩ 節約の上にLTEなんだぜーキャリアバイバーイ☆』なんてやってて『音声通話』の音声通話サービスに入らなかった場合、電話はできません。メールも契約しないとアドレスがありません。気をつけましょう。

もっと言うと『LTEを4G』と表示しているSIMカード会社もあります。
『うえ〜い♩ 通話もメールもネットもできる3Gの上の4Gなんだぜ、よりサクサクだし節約だからキャリアバイバーイ☆』ってやると電話できません。それはLTEですから。別途、音声通話やメールサービスを契約するか、SkypeなどのIP通信サービスを利用する必要があります。


Wi-Fiって何よ?

Wi-Fiについては過去にこちらの記事で詳しく説明させていただきましたので、こちらもどうぞ。

一言で言えば『無線LAN規格のひとつ』です。Wi-Fiにつないで電話としての音声通話はできませんが、メール、インターネットができます。また、SkypeなどのIP通話サービスを利用すれば音声通話も可能になります。Wi-FiはLTEと同じ3.9G規格に位置付けられているスペックで、体感速度もだいたい似たようなモノです。

ただ、自宅の無線LANや街にある無料Wi-Fiスポットを利用すれば、各キャリアの回線を使わずに済むので『3Gや4Gの通信制限』『LTEの通信制限』も気にせずに済みます。さらにネットを全てWi-Fiで済ませればパケット定額をカットしたり、最低料金で済ますことができます。
ただ、Wi-Fiは悪用される事もあるので次の事に気をつけましょう。

○無闇に謎の無料Wi-Fiスポットにつながない
○つなぐ時は必ず『暗号化通信』のスポットにする
○自宅の無線LANには必ずパスワード設定はもちろん、セキュリティ設定をしておく

危ないからね。これはおっさんとの約束だぞ


3G・4G・LTE・Wi-Fiで出来る事と
スマホとガラケー比較

3G
通話○ メール○ ネット○ 速度:遅い スマホ○ ガラケー○
まあ、今まで通りです。

各大手キャリアの『4G』
通話○ メール○ ネット○ 速度:速い スマホ○ ガラケー×
※音声通話時は3Gに切り替えている。2013.12月現在

SIMカード会社(MVNO)の『4G』
通話× メール× ネット○ 速度:速い スマホ○ ガラケー△
※電話、キャリアメールが使えないので会社により別途契約が必要。ガラケーは対応機種もしくは別途アダプターなどが必要。2013.12月現在

Wi-Fiのみ
通話× メール× ネット○ 速度:速い スマホ○ ガラケー△
※キャリアもしくはSIMカード会社(MVNO)との契約がなければ、ただの無線LANです。
ガラケーは現在一部の対応機種のみ使えます。

キャリアとの契約 プラスWi-Fi
通話○ メール○ ネット○ 速度:速い スマホ○ ガラケー△
※ネットをWi-Fiで行なう事で3G・4G・LTEの制限をクリア。基本料金はかかるが、ストレスフリー。

格安SIMカード会社(MVNO) プラスWi-Fi
通話△ メール△ ネット○ 速度:速い スマホ○ ガラケー△
※ネットをWi-Fiで行なう事で3G・4G・LTEの制限をクリア。さらに好きな会社のサービスが選べるので月額格安も夢じゃないゾっ☆ しかし、通話やメールはまた別途の場合がよくあるので要確認。ガラケーは対応機種もしくは別途アダプターなどが必要。2013.12月現在

とこんな感じです。

先日iPhoneのSIMフリー版販売開始もあり、これからは格安SIMカード会社(MVNO)の競争なども加わり、いろいろと通信料金や制度の変動が起きそうです。しっかり比較検討しておきましょう。
関連する情報が掲載されている過去記事はこちら

SIMフリー版iPhone販売開始! 料金を安く抑えるお得な方法とは?!

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