『バチッ』って痛いだけじゃない!
意外と知らない静電気の害

乾燥する季節になると起こる静電気。
なんてことのないただの『困ったちゃん現象』くらいに思っていると、まずいかも知れません。

静電気で起こると言われている健康被害

ケース1⇒
ホコリとともに、ダニの死骸なんかのアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因物質)を引き寄せるので、結果的に症状が悪化しやすくなる。
ケース2⇒
血中のカルシウム量が約15%減少、尿からの排出量は平均69%増加。ビタミンC量も減少。

資料:和洋女子大学名誉教授 
川村一男氏
『週刊文春 2004.11.25』より

『1』は容易にどんな症状につながるかわかりますし、『2~3』は関連性としての研究はハッキリと解明されていないものの、貧血・免疫力低下・肩こり・血糖値上昇に関与するのではないかと言われています。


まずは簡単な静電気の除去
『痛くないパチっと法』

『金属製の物をしっかりつかみ、その先で触れる』

金属製のドアノブや、車、家電製品の表面など、手で直接触れようとする時、その隙間で放電が起きます。それを生身の手でやるから痛い。なら、その放電を金属同士で起こせば良いのです。
具体的には、家カギやキーホルダーなどの通電する金属製品をつかみ、その先で触れてからドアノブを掴めば、すでに静電気は放電した後です。
いわゆる『静電気体質』といわれる帯電しやすい状態の方は、定期的にこれを繰り返して放電しておいたほうが良いかもしれません。

帯電している状態が続けば、上記の健康被害の可能性が高まるかもしれません。また、人に『バチッ』って文句言われるのも嫌ですしね。


静電気を起こしにくくする
超簡単な方法3つ

つま先、靴、その辺りを霧吹きシュッ!

静電気が起こる原因とされる中に、『靴と地面・歩く時の足先と衣服』の摩擦があります。定期的に地面と接する靴底を湿らせればOK。つま先に携帯用の霧吹きでよいかも。
はなっからゴム底を避けるという案もあります。

着る服の組み合わせを考える

セーターに下敷きシュッシュで静電気遊びをしたように、『化繊に毛製品は静電気バチバチ工場』です。よく分からない場合はとにかく化繊を避けるのも手です。

手作りで楽な『リンス水スプレー』

作り方は簡単。100均の化粧品コーナーで売っているようなスプレーボトルに水を入れ、リンスを1~3滴。
これだけで『自家製静電気防止スプレー』の出来上がり。衣服にはもちろん、長い髪の毛も静電気製造工場になりやすいので、軽く吹き付けてブラッシングがおすすめです。


静電気体質はまだナゾの領域
でも、生活の仕方に原因があったりするかも

こういった対策ものの話の終着点はいつも『生活習慣の見直し』や、『ジャンクフードを避けた……』と、私自身『俺が悪いんか』になりがちなので、具体的にまとめたいと思います。

・服の好み(素材)に原因はないか
・寝具とパジャマの素材の組み合わせに原因はないか
・髪の毛が静電気製造工場になっていないか
・加湿はどう?
・乾燥した日はスカート⇒パンツスタイルはいかが
・静電気が逃げられない習慣がないか
・靴の素材に原因はないか

と、問題定義してみました。
ちょっと振り返ってみても面白いかもしれません。


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