ゴキブリ駆除は数が少ない春が狙い目
まずはサクッと対策方法から!

効果的な駆除方法一覧

■食べさせる系(ホイホイ含まず)

ブラックキャップやホウ酸団子など。
他に食べ物がない場合など、住処や隠れそうな場所に置くと効果的。特に集団で巣を作られた時は効果抜群。
注意点は即効性のなさ(ホウ酸は効くまでに2週間程度かかると言われる)と、使用期限を守ること。殺虫成分にも効果の期間があり、それが過ぎると無毒化し、逆にただのエサになることも。
使用期限を守り、侵入経路や誘引原因を取り払った場合は最強に近い駆除方法。

■スプレー系

最強と名高い『ゴキジェット』は鉄板。しかし、床がヌルヌルになったり、鼻腔がヒリヒリするなどの副作用も。そしてコストが掛かる。
意外に効果的なのは『パーツクリーナー』。ホームセンターやバイク用品販売点などにはだいたいある。金額は2~3年使える量で¥200程度とリーズナボォ。毒で殺すのではなく、昆虫が呼吸をしている腹部の『気門』の保護油を溶かして、その穴を詰まらせるという方法。洗剤をぶっかける駆除方法の速効版。
ゴキジェットは隠れた相手もまるごと。パーツクリーナーは直接で分けると経済的。

■バルサン系
空間まるごとの効果は魅力的。しかし卵は殺せないので、孵化した直後の繁殖力のない時期を狙う必要がある。さらに集合住宅などでは、同時に全世帯が行わないと『ただ避難されるだけ』というオチもつく。
ゴキブリの天敵であるアシダカグモなども同時に駆除してしまうので、最終手段と考えたほうが良い。
春先のまだ幼虫(ゴマ粒大~赤茶)の間に大掃除と共に行うと効果的とされる。


ゴキブリの侵入経路・侵入理由を奪う

効果的な忌避(寄せつけない)方法

■ふさぐ系

窓のサッシの隙間や、壁の隙間、エアコンのホースの穴などはとにかく塞ぐ。アルミテープなどの粘着力と耐久力のあるものがおすすめ。下水につながる排水口などは細かい網をかぶせたり、トラップには水がちゃんと張っているか確認。
意外な侵入経路はドアの新聞受け。新聞やチラシが刺さったままの場合、その隙間から入ってくることがある。すぐに郵便物を取る習慣をつけるか、ポストを設置する。

■ハーブ系

おすすめはクローブ。スーパーなどの調味料売り場にはだいたい置いてある。ホールでも粉でもどっちでも良い。それをただ匂いが出るように置くだけ。
隠れそうな場所や、入ってきそうな場所に設置するだけ。

■水気を排除すんぞ系
キッチンのシンクまわりや食器カゴ。バスルーム、洗面所など水を使う所はなるべく乾燥させる。

面倒臭かったりする場合は、洗剤を少し垂らしておくのも良し。例えばシンクに食器洗剤をぴゃっと。お風呂の洗い場にお風呂洗剤を軽くぴゃっと。

■エサをやるもんか系

食べ残した食事は冷蔵庫へ。入りきらなくて腐る心配もなければレンジ内に一時置きなど、とにかく食べ物を出しておかない。シンクまわりの食材カス、水滴、はもちろん掃除。
長寿命食材(玉ねぎ・じゃがいもなど)は置いておかず、冷蔵庫の野菜室にしまう。

■巣を作らせないよ系

数ミリの隙間でも隠れ場所になるので、余計なものは積んでおかない。特にダンボールは集合住宅にも餌にもなる。雑誌、服などかさばるものは隙間ができやすいのでしっかりしまう。できれば密閉できるとなおよし。

実は逆効果になるかも!
これだけはやっちゃいけないゴキブリ対策

■逆に寄せちゃうよ系

1:侵入経路対策をせずにごきぶりホイホイ。
2:使用期限が過ぎた置き餌トラップの放置。

3:ダンボールを中途半端に畳んで物置にしまう。

これらは非常に危険です。とくに1位の侵入経路対策をせずにホイホイ系の『誘引効果あり』なトラップを置くと、外からも集めることに。駆除は侵入経路対策があって初めて効果が発揮されます。

■お金が無駄になるよ系

1:侵入対策・季節の計画性のないバルサン
2:見つけたらその都度スプレーだけ

3:隙間埋めにウレタンフォーム

計画性なくバルサンを炊くと、駆除は出来ますが卵には効かないため、しばらくするとまた出てきます。また侵入対策をしなければ無駄に終わることも。
最悪なのはマンションやアパート、密集した住宅街で他複数がバルサンしているのに自分だけしなかった時。そこらじゅうのが逃げてきます。お宅に。

スプレーも同様で、死んだり逃げたりしますが根本的な対策ではありません。
ウレタンフォームは一部のゴキブリのご飯になります。


その他の意外な裏技とゴキブリ戦争の必勝パターン

寒冷地限定だと『全部屋の窓を開けて、一晩、外気と室温を同じにする』という方法があるとか。理論としては【卵が寒さでダメになり、その卵の残骸を見たゴキブリは、そこで本能的に繁殖しなくなる】と言うもの。真偽の程は分かりませんし、そんな寒いところに奴らが大量発生するのかちょっと疑問……。
しかし、我が家で取った対策のうち、【卵にも効くアースレッドスモーク】とやらを春先に全部屋で同時敢行(全部屋を2週間後にもう一回、計1万円飛ぶ)。
侵入経路対策を取った後だったので、その効果もあったのかもしれませんが、それ以来3年姿を見ていません。
これはもしかしたら『ダメになった卵』が我が家の何処かに?
う~ん。
何はともあれ、
◯侵入経路を断つ
◯水周り処理
◯増える前の駆除

が効果的なのは確かなようです。


スポンサーリンク