最大震度の元になりやすいのは意外と“ジジ・ババ・おばちゃん”の熟年アドバイス

子育てに関する常識は10年ごとに変化しているといっても過言ではありません。
“○○の時は××しなくちゃいけない”など、多くの迷信が生まれては、否定されていくのが常。
さらに高齢者・熟年の先輩方は、特別な職業を除き“あなたの年齢ぶん、過去の経験で”語っているわけです。
単純に“忘れている”場合もありますし、“美化している”場合もあります。
ただでさえオロオロしがちな初産や、赤ちゃん本人の個性を見極められない初期の頃は、そういったアドバイスが締め付けになることも……。
この時期の不安や落ち込みは、家族のバランスに影響をあたえることもあるので、スルーしつつも家族の様子を見ていられる余裕があるとステキ&健康的です。
“蝶のように舞い、蜂の様におむつ換え”

この記事もやがては古い常識になるのでしょうが、今、思いつめてしまっている人の救いになれたらこれ幸い。


もう古いのに指摘されがちな古い常識TOP3

TOP1:ほら○○さん、これも食べて! 母乳には栄養が一番なんだから…いや、食べろ!


さらに古い大姑あたりだと【モチくえモチ】攻撃があるそうで。
栄養事情の悪かった昔の話です。母乳の出が良くなるどころか詰まります。
乳腺炎を起こすとそれこそ地獄! その上、ダイエットをしたい時期のストレス源にも。

TOP2:生後半年からは果汁を与えるものですよ、○○さん


まず母乳やミルクで充分な栄養がとれているのでほぼ無意味。
色んな味に慣れさせるためとかも言いますが、根拠もメリットもありません。

TOP3:ダメよ○○さん、湯上がりには湯冷ましあげないと!


お風呂で抜けた水分補給だそうですが、これも意味はありません。
ミルクや母乳で充分な水分がとれていますので、むしろリラックスさせてあげましょう。

※2と3はあげても悪いわけではないので、相手を納得させるのにはよいのかもしれません。
赤ちゃんが嫌がるようならそれとなくいいましょう。なるべくやわらかく
一番良いのはあなたが楽でいられることです。
難しい時は産院にある【じいじ、ばあばへ】みたいなパンフレットを叩きつけるか、
【母乳教室】や【検診】に甘え声で誘い出し、先生にチクリと言ってもらうのも手です。


ふと見ると不安になる新生児の【仕様書】

ずっと寝てるけど病気!?
⇒仕様です。そのうち起きます。
ずっと寝ないけど病気!?
⇒仕様です。そのうち落ちます。
ずっと鼻詰まってるし、呼吸もつらそう…病気!?
⇒仕様です。粘膜の水分量が多いからです。鼻水が多い場合は吸器で吸ってあげましょう。ちなみに加湿器なども相当に過酷な環境でない限り必要ないです。
ずっと泣き止まないけど病気!?
⇒おむつでもミルクでもないなら仕様です。そういう時期もあります。ずっと付き合うこともありません。

笑わない&目が合わない…病気!? それとも慕われてない!?
⇒仕様です。中には突如、夜中に笑い出して恐怖を与える子もいます。
 ある時期いきなりラテン系なベタ甘え攻めをしてくる子もいます。


【天使】連呼の育児書を捨てよ、街へでよう

上手くいかない時、手にした育児書がそれはもう【ママはニコニコいつでも笑顔で!】【抱きしめて!】の応酬ってことがよくあります。

結局、言い方を変えながら暗に【我慢を強いているだけ】のものも多いんですよ。
『抱っこすれば赤ちゃんにママの気持ちが伝わります』って言ってるのに、『笑顔で笑顔で』はどこか矛盾が……。
ちなみに【評論家】って本出せば名乗っていいレベルなので鵜呑みは止めましょう。
著者写真に紗がかかってたら&不自然な笑顔だったら要注意です(爆)
生後1ヶ月もすれば少しづつ、外気に触れさせる機会も出てきますし、思い切って外に出ましょう。
もちろん長い時間や悪天候は避けての条件付きですが、赤ちゃんと相談しながら散歩です。
赤ちゃん連れだと結構いろんな人がコンタクトを取ってきます。軽い挨拶程度ですが、これくらいの付き合いが一番無難かつ『社会にふれてる』感を手放さずに済みます
愚痴る時は愚痴り、パートナーへの『頼み上手』になりましょう。
父親はわからない時や物へには非協力的になりがちですが、やることがわかると夢中になったりします。
いきなり『これやってよ』だと余計にこんがらがることもあるので、具体的に『あれあれ、これこれして?』結婚前のあの頃の様に頼んでみましょう。それだけで幸福度が上がることもあります。
実は私、これでも1年間の子育てパパ経験がありまして、育児ノイローゼも経験済み。
転んだからこそわかる、比較的近い(現在一番下は3歳児)体験談でした。

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