手荒れが酷いだけだと思っていませんか?
【手がガサガサ・何かの拍子にピッと裂ける・ブツブツ・痒い】
これが続く場合は一度皮膚科の先生に相談してみましょう。手湿疹とはよく水を使う職業(美容師、調理師)や、人体とは異なる成分のものに触れる職業(お花屋さん、工場など)、そして主婦に多く『主婦湿疹』とも呼ばれています。原因はよく分かっておらず、人により様々ですが、直接の原因もしくは悪化の要因になるのは『脂の消失・洗剤などの刺激・アレルギー』などが多いようです。
これが続く場合は一度皮膚科の先生に相談してみましょう。手湿疹とはよく水を使う職業(美容師、調理師)や、人体とは異なる成分のものに触れる職業(お花屋さん、工場など)、そして主婦に多く『主婦湿疹』とも呼ばれています。原因はよく分かっておらず、人により様々ですが、直接の原因もしくは悪化の要因になるのは『脂の消失・洗剤などの刺激・アレルギー』などが多いようです。
手湿疹と診断された場合はどんな治療になるかといえば、保護手袋の着用を勧められ、保湿剤とステロイド剤が処方されるのが一般的です。しかし良くなっても再発してしまったり、少しの改善で止まってしまうなど長期化してしまうケースも多いようです……。
また元々アトピーでお困りな方が『なんか手の症状が最近酷くて』と受診した所、手湿疹の併発だったと言うこともあります。
対処療法だけでは再発することが多い『手湿疹』。今回は改善するために効果的とされる考え方とポイント、クリームの選び方をご紹介します。
まずは完全防御!
そして保湿しながら『防御力が戻るまで回復させる』!
完治させた方々の多くに共通しているのが『完全防御!』です。皿洗いや水仕事の時は必ずゴム手袋を着用、髪を洗う時もゴム手袋着用、普段もなるべくゴム手袋着用で『とにかく刺激と脂の流出』を防ぐ事に徹しています。そうすることでまず防護膜である皮膚を完全に回復させて、皮脂を呼び戻し正常な防御機構を取り戻します。
ただし、ゴム手袋にも天然系のラテックスゴムと合成系のニトリルゴム、クロロプレンゴムがあります。ふとすると『天然ゴム』の方が身体に良さそうな気がしてしまいますが、ゴムの木の樹液に含まれるタンパク質が引金になるアレルギー・かぶれ・蕁麻疹があり、ただでさえ弱っている手指にダメージを与えてしまうことがあります。少しでも違和感があれば、もったいないとか思わず、すぐに止めてください。
天然も合成もどちらの素材も合わなかった場合は、中に薄手の綿手袋をつけるか、プラスティック製のモノもありますので、そちらを検討しておきましょう。
防御の手袋の次は保湿クリームです
その選び方は……?
まず、ハンドクリームには多くの場合、界面活性剤などの『手湿疹には刺激となりえる』物質が入っていたりします(水分と脂を結びつかせるために入っているようです。ちなみに乳液なんかにも入っています。)。
手湿疹には『すべすべ』とか『きめ細やかな』などはいりません。純粋に『保護膜』となる皮膚の代わりが必要です。
手湿疹には『すべすべ』とか『きめ細やかな』などはいりません。純粋に『保護膜』となる皮膚の代わりが必要です。
じゃあ結局何が良いの?
※以下は個人的見解ですし、個人差があります。
※以下は個人的見解ですし、個人差があります。
『白色ワセリン』これだけ。どこの薬局・ドラッグストアでも置いてあります。
ワセリンは軟膏などの基剤(ベース)としてよく使われていて、水にも脂にも溶けず、人体にも吸収されない物質です。
つまり余計な成分が吸収されることなく、表面を保護し、脂と水分の流出を防ぐわけです。最近は赤ちゃんのかぶれやアトピーの保護に使用されることも多くなっているとか。
つまり余計な成分が吸収されることなく、表面を保護し、脂と水分の流出を防ぐわけです。最近は赤ちゃんのかぶれやアトピーの保護に使用されることも多くなっているとか。
そして『白色ワセリン』は安く、だいたい500gで¥800前後で購入できます。500gは量的には1家族の半年分くらいの目安です。
ただ、『ワセリンが肌に合わない人』も中にはいます。また、しっかり包まれるので人によって、熱感や痒みが出ることがあります。最初は少ない量のモノを購入して試すのが良いかもしれません。
今治療中で、ステロイド剤を使ってます。
ステロイドはぶり返すって本当ですか?
ステロイド剤は凄く簡単に説明すると『身体の中で分泌されているホルモンの一種で、細胞内で色々な調節をする』物質です。
病院でお医者さんが使うときの狙いは『抗炎症作用(炎症を止めます)・抗アレルギー作用(アレルギー反応を止めます)』が主です。
自然に身体がしていることを、ステロイド剤で効果を強めたり、反応をコントロールしています。
病院でお医者さんが使うときの狙いは『抗炎症作用(炎症を止めます)・抗アレルギー作用(アレルギー反応を止めます)』が主です。
自然に身体がしていることを、ステロイド剤で効果を強めたり、反応をコントロールしています。
よく陥りがちなステロイド剤の失敗は『治ったからすぐやめちゃった♪』だと言います。
ステロイドがしっかりコントロールして炎症を止めたのに、いきなりやめれば『コントロールを失った状態』になるからです。ただのケガとは違い、身体の反応が大きな要因を占めている症状なので、大本の原因が処理されなければすぐに反応してしまいます。
止める時は少しずつ回数を減らすなどして、『コントロールが終わる事を身体に教える』期間が必要なんです。ステロイド剤を処方された場合、適切な終わらせ方をお医者さんに聞いておきましょう。
ステロイドがしっかりコントロールして炎症を止めたのに、いきなりやめれば『コントロールを失った状態』になるからです。ただのケガとは違い、身体の反応が大きな要因を占めている症状なので、大本の原因が処理されなければすぐに反応してしまいます。
止める時は少しずつ回数を減らすなどして、『コントロールが終わる事を身体に教える』期間が必要なんです。ステロイド剤を処方された場合、適切な終わらせ方をお医者さんに聞いておきましょう。
劇的に治るタイプのものではありません。ゆっくり気長に治していきましょう。
焦ったり、気にし過ぎるとストレスになり、余計にひどくなることもあるんです。
『あー、今までこんなに手に刺激物与えてきたんだなぁ、ごめんねごめんね、てへっ☆』
と変化を楽しむくらいが丁度よいのかもしれませんね。
と変化を楽しむくらいが丁度よいのかもしれませんね。
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